夏季インターンシップ 静岡大学
はじめに
はじめまして。静岡大学情報学部情報科学科3年の竹下拓秀です。
この度、2019/8/20 ~ 2019/9/30の約一ヶ月間お世話になりました。
静岡大学からのインターンシップはかなり珍しいらしく(もしかしたら初?)、最初は少々珍しがられましたが、豊橋技術開発部の方々は大変優しく、丁寧にご指導してくださったのですぐに打ち解けることができました。
インターンでの活動
インターンでの主な活動は、技術調査や資料作成でした。
趣味で開発をすることはあっても、設計段階に時間をかけることはほとんど経験してこなかったので、すごくいい機会でした。
具体的には、以下のようなお仕事を任せて頂きました。
・スマホ向けwebアプリのワイヤー資料作成
・AWSを用いたビッグデータ解析システムの構成図作成
・セキュリティに関する調査
細かく言うともっと様々なお仕事がありましたが、大きく分けるとこの3つです。
スマホ向けwebアプリのワイヤー資料作成
一番時間をかけて取り組めたのではないかと思います。
豊橋技術開発部では、webアプリの作成もしていて、僕はそのwebアプリのワイヤー資料作成を任せて頂きました。
スマホ向けアプリは開発をしたことがなかったので、開発するアプリと似たカテゴリーで、既存の様々なアプリを実際に使ってみたりUI設計の資料を読んだりしながら、いかにユーザーが使いやすいか、直感的に操作できるかという視点を念頭に置いてワイヤー資料を作成しました。
どんな物の開発でも共通していますが、ユーザビリティの配慮は非常に大切で、どこまでも突き詰めることのできる部分ですので、実際にいつかユーザーに届くアプリのUI設計に関わることができたのは、非常にいい経験となりました。
AWSを用いたビッグデータ解析システムの構成図作成
AWSには奥のサービスが存在し、全てを完全に理解している人はそういないのではないかと思わせるほど、複雑です。しかしながらAWSにはビッグデータを集め、溜めて、解析するための仕組みが全て備わっています。
今回は、AWSの他にもいくつかサービスを使用しながらのシステム設計でしたが、ビッグデータを扱うためのシステムの一例を見て学ぶことができたのは非常に有益な経験でした。
一言にシステム構成図の作成といっても、ただ手書きの構成図をパワポに起こすだけではありません。そのシステムが最適かどうか、構成図を作る段階でもある程度の吟味をする必要がありますし、そのシステムの仕組みを理解しておかなければいけません。
したがって、システム構成図を作成する準備段階として、AWSの勉強をしました。
そこまで大きな開発をしたことがなかった僕はAWSを個人的に触る機会はこれまでほとんどなかったので、いい機会となりました。
AWSをはじめとしたクラウドソリューションは、これからの時代に必ず必要となってくるカテゴリであるので、これを機にもう少しクラウドについて勉強しようと言う気になりました。
セキュリティの調査
豊橋技術開発部がシステムを提供している会社のシステムのセキュリティの向上を図るために、現状どのような問題があり、それに対してどのような対策が存在するかを調査する仕事でした。
実は、これがインターンとしての初めてのお仕事でした。
セキュリティ分野は専門ではないので、一からの勉強になりましたが、学校で習ったコンピュータネットワークの知識を活かしながら、現状の脆弱性に対して有効な防御手段を調べ、提案しました。
セキュリティという分野は、この先どのようなエンジニアになったとしても知っておかなければならない分野であるので、その入門編としてネットワークセキュリティの調査を任せていただけたのは、非常にいい機会でした。
その他、調査のため海外の会社への英語メールを打ったり、ワードプレスをいじったりと、普段自分では絶対にしないような経験をたくさんさせていただきました。
英語でのビジネスメール なんて書いたことありませんでしたが、自分の英語力を試す非常にいい機会でした。しっかりと意思疎通ができましたし、必要な情報を得ることができたので大変嬉しかったです。
おわりに
この記事内で「非常にいい機会でした」と言うフレーズをこれでもかと言うほど多用しました。
べつに書くことがなかったからではありません。本当にどれも貴重で有益な経験でした。
僕は塾講師のバイトを始めてもう3年になりますが、その他の仕事といえば居酒屋くらいしか経験がありません。エンジニアとしての実務経験が全くない中インターンとして招き入れていただき、エンジニアとしての実務をちゃんと経験することができました。
僕は大学院に進学する予定ですので、まだまだ学生として時間がありますが、将来エンジニアとして働く時だけではなく、卒業研究やその他個人的な開発も含めて今夏の経験は大変有意義なものとなるでしょう。
豊橋技術開発部の皆様、1ヶ月間お世話になりました。
ありがとうございました。