実務訓練 2018年度 豊橋技術科学大学
こんにちは! 豊橋技術科学大学から参りました赤嶺と申します。よろしくお願いします。
今回、実務訓練が開始してから私は「おにどこ」のプロジェクトに関わらせて頂きました。
「おにどこ」は簡単に言うと、「豊橋鬼祭」をもっと楽しむためのアプリです。
この「豊橋鬼祭」は毎年2/10、2/11に安久美神戸神明社で行われる豊橋の伝統的なお祭りで、平安時代から鎌倉時代に流行した田楽を古式を崩さず受け継ぐ貴重な祭りとして国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
2月11日に祭事のハイライトでもある「天狗と赤鬼のからかい」が執り行われます。この神事は荒ぶる神である赤鬼と武神天狗が境内で闘いの末、敗れた赤鬼が償いにタンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へと飛び去り街を練り歩くもので、古来よりこの粉を浴び、飴を食べると厄除となり夏病みせぬと言い伝えられています。
「豊橋鬼祭」の由来について詳しくは以下のページをご覧ください。
https://padlet.com/akumikanbe/onimatsuri
「おにどこ」では、この「豊橋鬼祭」で赤鬼と天狗が今どこにいるのかをお手元のスマートフォンで確認できます。
さらには、地図にて赤鬼や天狗が通る道や神社などのお祭りの見どころスポット、さらにはアクセスに役立つ交通情報まで、お祭りを最大限に楽しむための情報が盛りだくさんです!
以下のチラシもご覧ください。
私は「おにどこ」のWebアプリの実装に携わらせて頂きました。
その中でターゲットモードと会所の通過判定の実装にかなり苦労しました。ソースコードからHTMLのクラス名やコメント文を参考にすると、 ターゲットモードの実装ができたという感じです。しかし、通過判定の実装においては、 通過状態を持っている変数を探索できなくてかなり苦労しましたが、担当者の方からアドバイスを受けたことでなんとか実装できました。1人で煮詰まってしまったら、勇気を持って他人に質問してみることが重要であると実感できた瞬間でした。
次に、 Nativeアプリのテスターを担当させて頂きました。開発期間も短かったため、すぐにデバッグした結果を開発者や上司にフィードバックすること、新たなバグを発見することが大変でした。 新たなバグを開発者や上司が発見されることがあり反省するべきことも多かったと実感しております… (アプリのネットワークエラーの未対応や会所情報・ルートの違い等)
しかし、テスターとして貴重な経験をさせて頂いて本当に勉強になることばかりでした。
成果として、開発がやや遅れている中でイベント当日までの2週間で約80件のバグを対応したようです。 休日も出勤してデバッグ対応したこともあり、かなり大変な思いをしたことが良い経験になったと感じております。
次に、アプリの申請も行いました。基本的にアプリの情報を登録して、アプリの審査に提出するという流れは同じではあるが、AppleStoreへの申請については少し違う。GooglePlayは機械で審査しているため早い段階で審査が通過しやすいが、AppleStoreは審査にかなり時間がかかる。また審査側は海外の人であるため, 私はおにどこアプリのアピール文を英訳して提出しました。英語に慣れているという強みを生かして貢献できたからか、審査を通過したときは達成感を感じることができました。
・豊橋鬼祭り当日の話
2月11日に豊橋鬼祭に参加させて頂きました!
おにどこアプリの宣伝のためにチラシ配り、おにと天狗の位置情報の確認対応、バッテリー交換を実施しました。
特に印象に残っていることとして、 おにどこアプリの宣伝のためのチラシ配りの仕事です。チラシを配ることを今まで経験したことがないために、お客様にどのように言葉をかけて配布するのかなどいろいろ悩みましたが、私から積極的かつシンプルに声をかけることで自然と受け取る方が多くなったことを実感しています。
その他にも、イベント当日はおにどこアプリへの対応等で大変でしたが、なんとかイベントが終了して私はひと安心…
後日、Nativeアプリのダウンロード数が1850件あったということで、非常に多くの方がダウンロードして頂いたことはかなり嬉しかったです。
実務訓練終了前に、お別れ会がありました!実務訓練の良い思い出になりました!
最後になりますが、実務訓練にあたって、かなり多くのことを経験できたことが嬉しいことと同時に、11月なって受け入れて頂いた株式会社ウェブインパクト様には非常に感謝しております。今後の研究活動に還元できるように精進していきます。