HAL名古屋インターンシップ 2025

HAL名古屋の津田と宮沢です。
2025年10月1日~10月31日に行われていたインターンシップで、株式会社ウェブインパクト様のお世話になりました。

津田
今回のインターンシップでは主に国土交通省が提供しているPLATEAU(プラトー)を活用した、豊橋市のナビができるシミュレーションアプリの制作をさせていただきました。

・PLATEAU(プラトー)について

このシミュレーションアプリの基盤となるのがPLATEAUが提供する豊橋市の3D都市モデルです。豊橋駅周辺から大通り方面、そして現在建設中の新アリーナまでのエリア範囲の中を自由に見ることができます。

こちらのデータはオープンデータ東三河で公開されている以下の「豊橋市 3D都市モデル(Project PLATEAU)」を使用させて頂きました。

・豊橋市 3D都市モデル(Project PLATEAU)
https://opendata-east-mikawa.jp/node/2914

・駐車場について

提供されたExcelデータから必要な物だけを読み込むように CS C# で書き、ユーザーが欲しいと思われるデータをまとめて製作しました。緯度、経度からUnityのWorld空間上への座標への置き換えには大変苦労しましたが、データを読み取って表示する一連の動作を制作することができました。今回の作り方ならばCSVファイルに追加でデータを追加、削除 このどちらにも対応できるコードをかけました。

・ナビゲーションについて

今回の製作ではナビメッシュエージェントをメインで活用しました。ナビメッシュエージェントならば製作時に後々の変更も加えやすく自由度があるためあまり苦労せず制作できました。こちらのナビゲーションでは、自分で目的地を選択して車を止めた駐車場から目的地までの歩行をシミュレートし、目的地までのルートのラインを表示してくれるよう製作しました。ナビメッシュエージェントの挙動には苦戦を強いられましたが、豊橋駅周辺の広くてかつ建物が密集している状態のナビメッシュエージェントを上手く動作させることができて嬉しく思います。

・APIについて

今回のシミュレートアプリにはAPIは使用しませんでしたが、新しく APIという概念 を学ぶことができました。APIの仕組みもあくまで今回は一例だとは思うのですが、仕組みを多少理解することができました。今後、活用の機会があることを期待しています。

宮沢
今回のインターンシップでは機能の部分を津田君に任せ、私はUIの制作をさせていただきました。駐車場のデータをUIに追加し、各駐車場に設置されているマップピンを触るとその位置の場所へ移動し、駐車場情報が表示されるように制作しました。検索バーで調べて駐車場情報を表示するところでは駐車場データの量が多く、思うように スムーズに 該当の駐車場を表示・移動できないこともあり苦戦しましたが、最終的には検索したところにすぐ移動できるように制作することが出来ました。
また、NavMeshで移動する移動先の指定をマップピンの情報から目標地までを設定できるようにしました。目標地の情報は現在豊橋駅、新アリーナしかありませんが今後増えてもすぐ追加できるようになっております。他にも方角の確認、時間、設定、アイコンで何が表示されるなどの見ただけで分かる様に工夫しましたが、レイアウトはまだまだ改善できそうではあると感じました。UIを制作を担当したことはありますが、新しい知識を身につけることが出来ました。

まとめ
全体を通して感じたのは、頂いた指示を読み解いて行き二人で話し合って協力しながらの制作を進める形となり、 関係する部分では協力しつつ 自身の担当部分では 自主的な製作方法になっていたのが感慨深かったです。今回のシミュレーションアプリの制作は基本的に学校で習ったものの復習になったものが多かったです。 実際にこのようなシミュレーションアプリの制作は経験することはなかったので、貴重な経験を得られました。食事にも誘っていただいてありがとうございます。1ヶ月という短い期間ではありましたが良い経験ができたと思います。ありがとうございました。