実務訓練 2024年度 豊橋技術科学大学

豊橋技術科学大学の佐藤と曽根です。

2025年1月9日~2月21日に行われた実務訓練で、株式会社ウェブインパクト様のお世話になりました。

佐藤

今回の実務訓練では、主に豊橋鬼祭「おにどこ」のプロジェクトに参加させていただきました。

豊橋鬼祭ホームページの作成

2018年から豊橋技術科学大学主体の実証実験としてスタートした「おにどこ」は、今年度より「おにどこ実行委員会」から「鬼祭奉賛会」へと主体を移行しました。それに伴って、豊橋鬼祭のホームページを新設することとなりました。今回の実務訓練では、豊橋鬼祭ホームページの設計、実装に取り組ませていただきました。

ホームページはHTML+CSS、JavaScript、PHPで実装されています。実装の中で特に大変だと感じたのは、CSSの調整です。豊橋鬼祭を代表するホームページとして公開することを考えると、サイト内の情報に加え、見た目にもとても気を遣う必要があります。また、今日ではウェブサイトをスマートフォンやタブレット端末から閲覧するユーザーも多いため、そういった端末で閲覧した際に違和感なく、レイアウトが崩れないように気を付ける必要があり、とても大変でした。

ホームページ内のコンテンツの1つとして、豊橋鬼祭の日程表を作成しました。日程表には豊橋鬼祭の一大イベントである飴・粉を撒くことを予告するアイコンを表示するようにしました。また、日程表の各行事をクリックすると行事の詳細が閲覧できる仕組みも実装しました。カレンダーはFull Calendarというオープンソースのプラグインを利用していますが、こちらもCSSの調整にとても苦労しました。

地図データの作成

豊橋鬼祭の一大イベントである門寄りで、鬼の位置情報をリアルタイムで表示する「おにどこ」アプリで使用する地図のデータを作成しました。このデータにより、鬼が通るルートをアプリに表示し、鬼が各会所(画像では青い四角で表示されている)に到着、出発した際にユーザーに通知を出すことができるようになっています。地図データの作成はQGISというソフトウェアで行いました。GUIから関単にルートやジオフェンスを作成してアプリに反映することができ、面白いと思いました。

豊橋鬼祭当日

鬼祭当日はおにどこアプリが正常に動作することの監視、鬼の位置情報を送信する端末のテストや交換などを行いました。コロナ禍から中止していた出店も今年から復活したようで、鬼祭は多くの人で賑わっていました。

15時から開始した門寄りでは、実際におにどこアプリを使用して鬼を探しに行き、鬼の門寄りを見ることが出来ました。アプリでは自分が作成した地図データやウェブサイトがしっかりと表示されており、少し安心しました。

その他のプロジェクト

豊橋鬼祭のプロジェクトの他に、WordPressを用いるプロジェクトにも参加させていただきました。豊橋鬼祭のホームページを作成する際に調べた知識がこちらのプロジェクトにも活かせてよかったと思います。

まとめ

今回の実務訓練では、いままで学んできた知識が実際の業務でどのように使われているのかを学ぶことが出来ました。また、環境構築や設計・実装・修正の流れ、お客様とのやり取りなども知ることができ、とても興味深かったです。1か月半という短い期間でしたが、とても貴重な経験をさせていただきました。株式会社ウェブインパクト様ならびに関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

曽根

はじめに

今回の実務訓練では,「おにどこ」アプリ開発とWebXRアプリ開発に携わらせていただきました.それらの経験や成果について書かせていただきます.

「おにどこ」アプリ

毎年アップデートされている,豊橋鬼祭を楽しむための「おにどこ」というネイティブアプリがあります.そのアプリの以下の点に携わらせていただきました.

AR門寄り

豊橋鬼祭では,赤鬼が安久美神戸神明社付近を訪ねて周る「門寄り」という催しがあります.それをAR技術によりスマホで手軽に体験できるようにした「AR門寄り」というWebアプリがあり,その開発・改良を行いました.AR門寄りは,ARマーカーを読み込むと赤鬼の3Dモデルが出現し,その撮影をすることができるアプリです.

改良点は,赤鬼の3Dモデルを移動や回転,拡大・縮小操作機能と,ARカメラの撮影・保存機能の追加です.従来はこれらがうまく動作しなかったり,ネイティブアプリに依存したりしていましたが,それをWebアプリ内で完結するようにしました.それにより,ネイティブアプリ側からはWebアプリを呼び出すだけで良くなったため,開発のしやすさが向上しました.また,出現した3Dモデルのリロードボタンを実装したため,ユーザ側の利便性も向上しました.

豊橋鬼祭LP

レスポンシブデザイン対応における,ヘッダーデザインの調整や,ナビゲーションメニューのモーダル化など,細かい修正を行いました.これらにより,ページ全体が見やすくなりました.

豊橋鬼祭当日

当日,おにどこアプリの監視と運営補助を行いました.おにどこアプリは門寄り中の赤鬼の位置情報を確認する機能があり,この機能が正しく動作しているか,また,赤鬼の側近が保持している,位置情報を発信し続ける端末のバッテリー交換を行いました.

また,境内に設置されていたARマーカーをスマホで映して,AR門寄りを楽しんでいる方々の様子を見かけて,自分が携わっていたものを楽しんでいただいているのだと感じて嬉しく思いました.

WebXRアプリ開発

スマホやApple Vision ProによってXRを体験するために,WebXRアプリ開発を行いました.このアプリは,豊橋市のマスコットキャラクターである「トヨッキー」の3Dモデルを表示し,より現実に近い質感を体験できるように開発しました.

このアプリの開発にあたり,既存の3Dモデルを利用しましたが,これにはアニメーションや,それを作成するためのデータが含まれていませんでした.そのため,「mocopi」というモーションキャプチャを自身に装着し,自らのモーションデータを収録しました.そのモーションデータをアニメーションとしてトヨッキーに付与するために,「Blender」を利用してリギング(ボーンやウェイトなどの骨組みを付与すること)を行いました.

このようにして作成したアニメーション付きのトヨッキー3DモデルをWeb上で読み込み,XRを体験するアプリを作成しました.

おわりに

株式会社ウェブインパクトの皆様,この度はアプリ開発を通して様々な経験をさせていただき,ありがとうございました.アプリの開発だけでなく,おにどこアプリにおける多数のユーザによる膨大なリクエストの捌き方や,アプリの開発思想など,これからのアプリ開発において貴重な経験をさせていただきました.実務訓練での経験を活かし,これからも精進してまいります.長期間,大変お世話になりました.食事にも誘っていただき,ありがとうございました.

Apple Vision Proを体験しました

2/20(木)ランチ 淡路島バーガーをご馳走になりました

インターンシップ 2024年夏 海外留学生

こんにちは。WEBIMPACTの山下です。先日、豊橋技術科学大学からHeikki君という人がインターンシップに来てくれました。Heikki君がその時の様子を英語で書いてくれたので、それを私が日本語訳したものを以下に掲載します。末尾には英語の原文も掲載しています。
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こんにちは。フィンランドから豊橋技術科学大学に留学しているHeikkiです。6月20日から9月20日にかけて、WEBIMPACTでインターンシップの機会を頂きました。そこで、WEBIMPACTが行っているプロジェクトに寄与するだけでなく、自分の専門分野に関するスキルも身につくお仕事ができました。

私が携わったのは、IoTを活用して豊橋市内の人流を予測し、そのデータを市内の店舗のマーケティングや地域の活性化に活用することを目標としたプロジェクトでした。そのデータは、まちなかの人の密集度合を調べることでCOVID-19のようなウイルス等の拡散を防ぐためにも活用することができます。このデータはセンサーを使って通行人のモバイル機器から出る信号を集めることで収集しています。集めたデータには個人情報は含まれず、通信内容の傍受もありません。

まず私が参加したのは、お店への来店者一覧を表示するページの開発でした。特定の店舗に一定時間以上滞在した来店者を見つけるのに役立ちます。この機能は店舗の経営者向けに、顧客の振る舞いについて洞察しデータに基づく判断の一助になるように設計されています。この開発に加わったことで、私はWEB開発、データベース管理、機能的でかつユーザーフレンドリーなUIデザインについて深い経験を得ることができました。初めて触れる技術もありましたが、WI社員の皆様が支えてくださり、私の学習を導いてくれました。

それから、AWS Forecastに触れる機会も頂きました。集めたデータを基にした人流予測の精度を上げる仕事です。これまでは、Bluetoothを活用したセンサーのデータとWi-Fiを活用したセンサーのデータという、取れるデータの量や性質が異なるものを、同じ推論モデルに投入して予測を行っていたため精度が下がっていたという問題がありました。これを、センサーごとに違う予測アルゴリズムに渡すように手直しして改善しました。データセットにはタイムスタンプや、一定時間内にどれだけの人がセンサーの検出範囲を通ったかなどのデータが含まれます。これらのデータの他に、天気や祝日の情報も予測アルゴリズムでは利用しています。この仕事での経験は特にやりがいがあって、データサイエンスと実世界のアプリケーションを組み合わせることや、AWSについて学ぶことができました。

技術的な話以外でインターン中に面白かったこととして、WEBIMPACTの受け入れ体制があります。豪華な歓迎会があって、私もチームの一員なのだと感じられました。

総括すると、私がWEBIMPACTで過ごした時間は間違いなく忘れがたい価値のあるものでした。実践的なスキルが得られただけでなく、日本でのプロフェッショナルな仕事についてもより深く理解できました。このような機会を頂けたことに感謝しています。そして、ここで学んだことを将来に役立てるのが楽しみです。

WEBIMPACTの皆様、ありがとうございました!
(翻訳: 山下 賢治)

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原文: Heikki Luukkonen

Hello, I’m Heikki from Finland and I am studying in Toyohashi University of Technology. I recently had the opportunity to intern at WEBIMPACT, where I spent three months (20.6. to 20.9.) working on various projects that contributed to both my professional growth and the company’s ongoing projects.

The project I worked on during my internship was Toyohashi Smart City (TSP). The goal of the TSP project is to utilize the Internet of Things to gather and predict the flow of people throughout the city. This data can then be used to revitalize the stores by improving marketing. The data can also be used to prevent the spread of viruses such as COVID-19 as it can be used to determine the crowds of people in the city. This data is gathered by using small sensors that gather signals that are emitted from peoples mobile devices when they are walking by. The data gathered is completely anonymous and does not intercept any communication.

In the TSP project, I was involved in developing a visitor list page, which helps to track the visitors to specific stores over a timeframe. This feature was designed to provide valuable insights into customer behavior, helping store managers make data-driven decisions. Working on this project allowed me to dive into web development, database management, and user interface design, ensuring that the final product was both functional and user-friendly. While some of the technologies were new to me, my coworkers were supportive and guided me through the learning process.

Additionally, I had the chance to explore AWS Forecast, where I worked on improving the company’s ability to predict visitor flows and improve the accuracy of forecasts based on different metrics. The improvements were done by separating and running prediction algorithms per different sensor types. The dataset includes information such as timestamps, a bucket value that tells how many people have gone past the sensor in a configured timeframe and of course the sensor identifier. Additional data that helped the prediction algorithm included information such as weather information and national holidays. This experience was particularly rewarding as it allowed me to combine data science with real-world applications and also allowed me to learn about AWS.

Beyond the technical work, one of the highlights of my internship was the welcoming environment at WEBIMPACT. I felt like a part of the team, and was given a great welcome party.

Overall, my time at WEBIMPACT has been valuable and no doubt unforgettable. I have not only gained practical skills but also a deeper understanding of working in a professional setting in Japan. I am grateful for the opportunity and look forward to applying what I have learned in my future endeavors.

Thank you to everyone at WEBIMPACT for the experience!

実務訓練 2023年度 豊橋技術科学大学

はじめまして、豊橋技術科学大学の土淵です。実務訓練(2024年1月10日~2月22日)で、株式会社ウェブインパクト様のお世話になりました。私は今回、主に「まちなかセンシングの実証実験」と「おにどこ」の2つのプロジェクトに関わらせていただきました。

まちなかセンシングの実証実験について

このプロジェクトはまちなかにWi-Fiパケットセンサの設置を行い、センサ周囲の端末から発信されるProbe Requestを収集することで、まちなかの人流を把握できるようにするというものです。このうち、以下のことに取り組みました。
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・ドキュメントの作成
あらかじめ作成されているプログラムを実行したり、インターネットで調査をしたりしながら、指定の形式に合わせてドキュメントを作成しました。また、分析のためにデータを集計するプログラムの作成も行いました。その際、これまでの研究や授業で学んできたプログラミングが実践で生かせると実感することができました。
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・APIの作成
今後のプロジェクトに向けて既存のAPIを基にして、簡単なAPIの作成を行いました。PHPを触ったのは初めてでしたが、既存のものを参考に完成させることができました。実際のwebで公開されているサービスの裏側を学ぶことができ、良い経験となりました。

おにどこ

豊橋鬼祭において、鬼が今どこにいるかの確認、ARで門寄りができるアプリ「おにどこ」に関するプロジェクトに参加させて頂きました。このうち、以下のことに取り組みました。
a
・dockerによる環境構築
作業するにあたって、様々な環境構築が必要になります。そのなかで、LPとAPIのローカル環境の構築をdockerを用いて行いました。これにより、来年以降の環境構築の負担軽減をすることができます。研究室でdockerやlinuxについて少し触れたことはありましたが、実践となるとわからないことが多かったです。調べたり社員の方にアドバイスをいただいたりして、形にすることができました。
a
・必要なデータの作成
おにどこのアプリにはルートや鬼のスケジュールなどの様々なデータが必要になります。そのデータのうちいくつかの作成を行いました。単純な作業とも思える反面、ユーザーが最も知りたい情報の一つでもあるので、責任感と緊張感をもって作業しました。
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・アプリの動作確認、不具合の解決
アプリに対して様々な操作を行い、正常に動いているか不具合を起こさないかを検証しました。そのなかで、見つけた不具合に関係するファイルを教えていただき、修正するという体験もさせていただきました。他人が書いたコードを修正する場合、コードの理解から行う必要があります。しかし、あらかじめ書かれていたコメント文に助けられ、スムーズに理解することができました。このように、コメント文やgitなど頭では大事とわかっていた要素が実際にグループ開発のなかで、いかに効果を発揮するかということを身をもって体験することができ、今後、グループでの開発をするときの参考になると感じました。
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・当日のお手伝い
豊橋鬼祭の当日には実際にアプリが正常に動いているかの監視や諸作業を行いました。それと同時に、実際にお祭り自体を観客として楽しむこともできました。豊橋に来てからお祭りに参加したことも少なかったので、豊橋の文化を知る良い機会にもなりました。

豊橋鬼祭当日の様子

まとめ

これまでの授業や研究活動で学んできたこと、研究してきたことが実践でどのように生かすことができるかを体験することができました。また、グループでの開発の流れやプロジェクト進行の仕方、現場の緊張感など社会人になってからも役立つ経験もすることができました。実務訓練をして良かったとはっきり言える1ヵ月半でした。ウェブインパクトの皆様ありがとうございました。

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米野

実務訓練で、私は主に「おにどこ」のLP作成に携わらせていただきました。具体的には、おにどこが2024年版に更新されるにあたって追加される新機能の説明や、来年度に向けた新たな取り組みといった内容をHTMLを使用して作成しました。Webサイトだけではなく、ARで赤鬼を表示できる場所の情報をJSONファイルに追加する等、アプリ内に表示される内容の更新等も行いました。

私自身、フロントエンドの業務に興味があったため、本訓練を通して将来的にWebサイトを作成するための大きな経験を積むことができました。Dockerを利用したローカル環境の構築など、初めての業務で苦労した点もありましたが、実際に自分が作成した内容がWebサイトやアプリ内に反映されたものを見た時は、とても感動したことを覚えています。

また、豊橋鬼祭当日も「おにどこ」アプリの運用に協力させていただきました。豊橋市内の盛大なお祭りを間近で拝見させていただいたことで、1000年以上の歴史を有する伝統文化の素晴らしさを再認識すると同時に、伝統文化と最新技術の融合という大きなプロジェクトの一端に関わっているという強い責任を感じました。

祭りの一大イベントでもある「赤鬼と天狗のからかい」時には、同時利用者数が900人を超えていることを確認しました。多くの豊橋市民の皆様にアプリを使用していただいたことに感謝しております。実際にアプリを使用しているお客様の姿や、SNSでアプリを使用する声を聞いたことで、技術者としてのやりがいを改めて実感しました。

おにどこに加えて、豊橋鬼祭を始めとした豊橋市内で開催されるイベントのホームページや記事の作成を担当させていただきました。WordPressなどの新しいツールに触れることで、自分のスキルの幅をさらに広げる貴重な機会となりました。

ウェブインパクトの皆様には、長期間であるにも関わらず、私たちを受け入れてくれたことに大変感謝しております。期間中には歓迎会を開いていただき、貴重なお話を伺えた上に豪華な食事までさせていただきました!
この実務訓練を通じて、大学の講義や研究では得られない多くの知識を吸収し、自己成長ができたと感じております。今後は、この実務訓練で得た知識を活かすためにさらに勉学に励むと同時に、後に実務訓練を行う後輩が同様の素晴らしい経験を積むことができるよう願いつつ、私自身もそのサポートに努めたいと思います。
重ねてではございますが、代表取締役の木村様、担当者の辻様、山下様、豊橋技術開発部の皆様、同実務訓練生の土淵様。この場を借りて御礼申し上げます。2か月間、本当にありがとうございました。

実務訓練 2022年度 豊橋技術科学大学

はじめまして。豊橋技術科学大学の佐々木と蔵本です。

この度私たちは、2023年1月11日~2月24日の期間で実務訓練として株式会社ウェブインパクト様のお世話になりました。

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佐々木

私は今回、主に『おにどこ』のプロジェクトに関わらせていただきました。おにどこは豊橋鬼祭の『門寄り』というイベントをより楽しむためのアプリです。

今年はコロナ禍も徐々に落ち着いてきて、豊橋鬼祭も3年ぶりの有観客開催となり、去年、一昨年と中止になっていた門寄りも行われることとなりました。そのため今年の『おにどこ』アプリは、2020年まで行われていた、門寄りで街中を練り歩いている赤鬼や天狗の位置をリアルタイムで表示する『おにどこ』の機能と、コロナ禍で門寄りが中止となっていた間に開発された『AR門寄り』の機能を合わせて配信することになりました。

今回私は、主にAR門寄りのトップページの編集と『おにどこ』で赤鬼が移動するルートの更新に関わらせていただきました。

AR門寄りのトップページ
AR門寄りのトップページ
おにどこ表示例
おにどこの表示例

HTMLやCSSなどを用いたWebページの開発や、地図上にルートを表示するためのGeojsonデータの作成といったあまり経験のないことを任せられて最初は不安でしたが、ウェブインパクトの皆様の指導も受けつつなんとか担当箇所を完成させることができました。

鬼祭当日(2/11)には実際に鬼祭やおにどこアプリの運用・管理の様子を見学させてもらいました。豊橋に来てから人の集まるイベントに参加することがなかったので、新鮮な感じでした。

門寄り

門寄りの様子

2か月弱という決して短くはない期間、私たちをオフィスに受け入れて、現場で貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

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蔵本

実務訓練中、私がメインに携わったプロジェクトは「おにどこ」です。
これは、「豊橋鬼祭」にて街中を移動する赤鬼が今どこにいるかわからない!といったニーズに応えたサービスで、GPSを用いて赤鬼の位置情報を配信するスマホアプリとなっています。

その中でも、私は主にティザーサイトの更新に携わらせていただきました。
3年ぶりの有観客開催ということもあり、おにどこも過去2年のものから大きく変化し、その更新作業はとても大変なものでした。しかし、作業を続けていくうちに豊橋鬼祭やおにどこに対する理解や情熱が深まり、おにどこの一関係者としての自覚が芽生えたように思います。
豊橋鬼祭当日には実際に現地へ赴き、システム運用の現場を体感しました。普段、オフィスや大学などでプログラムを作っているだけでは得られない貴重な経験ができたと思います。

また、1月25日にウェブインパクトの皆様との会食がありました。今まで食べたことのない高級なお肉を頂きました。美味しかったです。

最後に、代表取締役の木村様、担当者の辻様、山下様、並びに豊橋オフィスの皆様、IT系の開発現場が実際にどのような業務を行っているかを、お忙しい中教えていただきありがとうございました。この機会に身につけた経験や知識を将来に活かしていきたいと思います。
特に、私達の指導をメインに担当し、難しい課題に直面した際は相談に真摯に向き合ってくださった辻さんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

実務訓練 2021年度 豊橋技術科学大学

はじめまして。豊橋技術科学大学の内田です。
2022年の1月11日~2月28日の期間に実務訓練で、株式会社ウェブインパクト様のお世話になりました。

私は今回、『おにどこ』のプロジェクトに関わらせていただきました。
おにどこは、豊橋鬼祭の『門寄り』という行事をより楽しむためのアプリです。

例年であれば、赤鬼と天狗が町中を練り歩く門寄りが行われたはずなのですが、去年と今年は新型コロナウイルス感染症のために、残念ながら鬼祭は関係者のみの開催となり、門寄りも中止となってしまいました。
そこで今年のおにどこは、ARを駆使して門寄りを楽しんでもらおうという新たな使命を果たすために開発されました。

具体的には、ARマーカーをアプリのカメラで撮影すると赤鬼が現れるという機能が実装されました。
このおにどこプロジェクトの中で、私は主にAR赤鬼の撮影部分に関わらせていただきました。

ユーザーの方にはスマホアプリとして利用していただいていますが、実はおにどこはブラウザで動作するウェブアプリとして開発されています。

そのため、HTMLとCSSとJavaScriptで構成されているのですが、私自身どれも経験がほとんどない言語で与えてもらった役目を果たせるか、不安だったのを覚えています。
しかし、ウェブインパクトの皆さまが優しく丁寧に教えて下さったおかげで形にすることが出来ました。
ありがとうございました。

鬼祭当日(2/11)は、実際に皆で鬼祭の様子を見学させてもらえました。
残念ながら、ユーザーの方がアプリを実際に使っている様子を見ることは叶いませんでしたが、目の前で赤鬼と天狗のからかいを見ることはできました。
例年であれば、人で境内がいっぱいになってしまうようなので、なかなか珍しい経験をさせていただきました。

後日、ネイティブアプリのダウンロード数が1050件あったことを確認しました。
多くの人にダウンロードしていただけたことは非常に嬉しかったです。

2ヶ月弱という短くない期間、オフィスに私達を受け入れ、学ばせていただきありがとうございました。
この時間は他では得られない貴重な時間でした。
代表取締役社長の木村様、担当者の辻様、山下様、豊橋オフィスの皆様
本当にありがとうございました。

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はじめまして、豊橋技術科学大学の薄井です。
実務訓練(2022年1月11日~2月28日)で、株式会社ウェブインパクト様のお世話になりました。私は、『まちなかセンシングの実証実験』プロジェクトに関わらせていただきました。まちなかセンシングの実証実験は、まちなかにWi-Fiパケットセンサの設置を行い、センサ周囲の端末から発信されるProbe Requestを収集することで、大まかな人流を把握できるようにするというものです。

そのなかで、主に私が関わらせていただけたのは以下の2つです。
・私が卒業研究で作成したWi-Fiパケットセンサの出力形式を、ウェブインパクト様側の集積サーバの入力形式に統一し、データ転送する。
・ウェブインパクトの集積サーバに蓄積されたProbe Requestに関するデータを可視化するWebアプリケーションの開発。

* Wi-Fiパケットセンサの出力形式の変更及び、データ転送について
私が卒業研究で作成したWi-Fiパケットセンサ(図1)の出力形式を集積サーバの入力形式に合わせて、Fluentdでデータ転送を行うという部分を行いました。小さなミスで時間がかかってしまったので、足元を見直す重要性を学ぶことが出来ました。また、ログ記録の重要性を学ぶことが出来ました。

図1 Wi-Fiパケットセンサ

*Probe Requestに関するデータを可視化するWebアプリケーションの開発について
JavaScriptを用いて、Probe Requestデータを可視化するWebアプリケーションの開発を行いました。このアプリは、各センサのProbe Request取得数の変化をHeatmapで地図上に可視化を行います(図2)。また、各センサの1日の取得数の変化を折れ線グラフで、それに対応した気温と天気を棒グラフで表現しました(図3)。初めてJavaScriptを触るので不安でしたが、試行錯誤することで何とか形にすることが出来ました。
しかし、WindowsやAndroidでは動作しますが、iPhoneでは動作しない端末が存在したため、Webアプリケーションを開発するときは、複数の端末・ブラウザで確認することを学ぶことが出来ました。

図2 Heatmapで各センサの取得数の変化を可視化したアプリ画面

図3 折れ線グラフ・棒グラフで1日のセンサの取得数と天気と気温の関係を可視化したアプリ画面

*まとめ

実装して、行き詰まったときウェブインパクトの皆様が丁寧に指導して頂いたおかげで形にすることができました。ウェブインパクトの皆様、ありがとうございました。おかげで、足元を見直す重要性、ログ記録の重要性、JavaScriptの書き方、複数の端末・ブラウザで確認することの重要性を学ぶことが出来ました。

貴重な体験をさせていただきありがとうございます。楽しかったです。

インターンシップHAL名古屋 2021

初めまして。HAL名古屋の小林ラファエルです。

今年の10月1日~10月29日の期間で森さんと一緒に株式会社ウェブインパクト様のインターンシップに参加させていただきました。約1か月間お世話になりました。

私はインターンシップで東三河オープンデータ活用ハッカソンのプロジェクトを主に参加させていただきました。

また、一緒にインターンシップに参加した森さんは私と違うプロジェクトに参加しました。その中でユーザー画面のワイヤー設計、管理画面のログイン、新規登録登、パスワードリマインダーのワイヤー設計や動作試験を作業していました。

私は以下のタスクをさせていただきました。

  • 「どすごいマップ for Spreadsheetの使い方資料の作成」

最初に任されたタスクで緊張しながら作成しました。タスクの内容は、「どすごいマップ for Spreadsheet」という地図アプリ作成サービスを利用し、簡単なアプリとそのサービスの使い方のドキュメントを作成することでした。資料を提出した時に沢山のミスや理解しづらい部分が多くありましたが、何度も担当者の山下 賢治様と相談、確認しながら作成出来ました。

  • 「Googleスプレッドシートを活用したジオコーディング機能の作成」

「シンプルジオコーディング 実験」という住所から経緯度を検索してくれるサービスを利用してスプレッドシートにある住所の緯度・経度を取得出来るプログラムを作成しました。Google App Script(GAS)を初めて利用しましたが、簡単にスプレッドシートに連携出来るのはとっても便利と思いました。作成中に学校で学んだことを振り替えながら作れて、技術力が向上したことを実感しました。

  • 「Zapierの使い方資料の作成」

Zapierという自動化アプリ連携のサービスの使い方の資料を作成しました。このタスクでは自分なりにアイデアを考えました。アイデアを出すのは得意ではなかったですが、豊橋オフィスの皆様にご協力頂きながら、アイデアを出してサービスを作ることが出来て凄くいい経験となりました。資料の方は相変わらず手こずってましたが、担当者の辻 大地様と相談しながら作ることが出来ました。

最後の一週間は機械学習に関する調査のお手伝いをさせていただきました。機械学習は触ったことなかったので、担当者の辻 大地様と相談しつつ、少しずつ理解しながら作成しました。(簡単に環境構築や機械学習を出来ると思っていましたが”使う”と”作る”の違いを経験しました(汗))

東三河オープンデータ活用ハッカソン

東三河オープンデータ活用ハッカソンは森さんと一緒に参加してとってもいい経験になりました。オープンデータの素晴らしさや活用事例、ツールの紹介を見れて知識が増えました、その中で紹介されたツールのZapierを実際に触ってみて「こんな簡単にサービスを作れちゃうのか」と実感して自分も作ってみようと思っています。ハッカソンで参加してた皆様は素晴らしいアイデアやサービスを作ってて驚きました、私ももっと頑張らないと感じました。

まとめ

最初は凄く緊張していましたが、豊橋技術開発部の皆様はとっても優しく教えてくれてありがとうございます。わずかーか月の期間で色んな経験や知識を身につけることが出来ましたので、将来に活かしたいと思います。今回インターンシップに参加させて頂いて本当にありがとうございました。豊橋技術開発部部長木村様、担当者山下 賢治様、豊橋技術開発部の皆様、ありがとうございました。

インターシップ 愛知工業大学

初めまして。愛知工業大学の眞玉です。

2月25日〜3月9日までの約2週間、インターンシップでお世話になりました。

この期間、田原市のイベントに携わる仕事の手伝いを主にさせていただきました。

内容は大まかに「ティザーサイトの作成」、「ワイヤー資料の作成」、「マニュアルの作成」、「たはランの運営サポート」の4つです。

1.「ティザーサイトの作成」

田原市でのイベント「たはラン」についてのティザーサイトを作らせていただきました。

個人でWebサイトを作ったことはありますが、趣味や大学の課題程度のものしか作ったことがなかったので、ユーザビリティを考慮したものづくりを体験できる良い機会でした。

今回のサイト作りでは、過去のソースを参考に作成しました。なのでそのコードを読み解くところから始まりました。実際にコードを見て思ったことは分かりやすく、扱いやすくなるように書かれていることです。会社でプログラムを書くということはそのプログラムを扱うものは一人ではないということを、念頭に置かなければならないことを知りました。また、サイトを作り上げても、見づらいところ、欠けているところ、があり何度もリテイクをしました。その中で、自分の知らなかったプログラム技術、サイト作りで大切なことを教わることが出来ました。

2.「ワイヤー資料の作成」

このプロジェクトを行う上での設計図のようなものを作らせていただきました。

僕は途中参加でしたので1から作ることはありませんでしたが、変更、決定した内容をもとに、作成された資料を編集しました。この資料を誰が見ても、どんなものを作れば良いのかをわかるようにすることが大事だと教えていただきました。

3.「マニュアルの作成」

イベント当日に参加者に配布するマニュアルを作成しました。

マニュアルの内容はイベント用スマホアプリの取得方法と当日の大まかな説明でした。今回は一般用のアプリではなく内部用のアプリを使用することになったのでインストールの方法も普通とは違いました。まず自分の端末でアプリをインストールし、その際に分からなかったところ、分かりずらかったところをマニュアルに反映させました。

4.「たはランの運営サポート」

田原市でのイベント当日の運営側の手伝いをさせていただきました。

手伝ったことは、受付、アプリインストールの説明、イベントの準備、片付けくらいでしたが、運営の動きを知ることができました。

イベントはコロナウイルスなどの影響で関係者だけで行うこととなり、また当日は雨や雷がすごく、イベントを中止する可能性もありました。ですがイベントを実施することができ、アプリの実際の動作を見ることが出来ました。

大まかにですが開発から運用の一連の流れが分かり、良い経験になりました。

まとめ

初めてのインターンでとても不安でしたが、豊橋技術開発部のみなさんがとても親切に接してくださり、様々なことを学ぶことができ、自分のやりたいこと、課題を見つけることが出来ました。

短い間ではありましたが、本当にお世話になりました。

豊橋オフィスの皆さんの元でインターンをすることができて良かったです。

ありがとうございました。

実務訓練 豊橋技術科学大学

こんにちは。豊橋技術科学大学から来たスコラスティカです。今年の1月上旬から2ヶ月間ぐらい株式会社ウェブインパクトに実務訓練をやっていました。お世話になりました。

その前に、私が幼い頃からの一つの奇妙な好奇心を教えたいと思います。昔家に大きなラジオと太っているテレビがありました。ラジオからどのように音が出るか、テレビにどのように動く画像が表示されるか、本当に不思議だと思いました。つまり、電子工学や情報・通信システムにずっと前から興味を持っていました。このような好奇心があるため、今度ウェブ開発などに関わる株式会社ウェブインパクトに実務訓練をやって来ました。

実務訓練というようなプロジェクトは初めてなのでなかなか緊張していました。しかし、社会人というのはどのような行動をしているのかずっと知りたかったので実務訓練をやってはっきりの想像ができていて良かったです。そのほかに、このいい機会を通していろいろな知識や経験を身に付けることができて、本当に良かったと思います。同じ豊橋技術科学大学から来た山田もいて、一緒にこの会社で実務訓練をやっていました。私たちがいろいろなタスクをさせていただいて、実務訓練の行動を頑張ってやっていきました。

最初の中の一つのさせていただいたプロジェクトはLoRaハッカソンキックオフのイベントでした。私たちがイベントのスタフとしてイベント前の準備、イベント当日受付などに担当、イベント終了後の片付けをさせていただきました。イベントの参加者としてイベント自体にも参加させていただきました。このイベントでLoRaについて多く学んできました。私はセンシングについてハンズオンをやっていました。LoRa Mini、湿温センサー、arduino、The Things Network(TNN)を使用して室温や湿度を登録しました。また、このイベントで日本語力もチャレンジできたり、色々なバックグラウンドから来た人と会うことができたり、本当に良かったと思っています。例えば、一人の農業家もこのイベントを参加しました。彼が農業の作業にArtificial Intelligence(AI)の技術を使用することが本当に印象に残っています。全体的にクールで有益な体験でした。

もう一つの大きなプロジェクトをさせていただきましたのは「おにどこ」のアプリでした。「おにどこ」は赤鬼と天狗(鬼祭の重要なキャラクタ・ハイライト)の現在地や通過経路を表示し、お祭りに関わる様々な情報を持って、鬼祭をもっと楽しむことができるアプリです。私が実務訓練に来て、最初のタスクはこのアプリを英語に翻訳することでした。翻訳の作業をするときにプログレスが少し遅かったと思いますが担当者の指導や理解でよくできたと思います。その後で、他の人の編集と追加でアプリの英語バージョンができて成功だと思いました。鬼祭当日で本番のアプリを英語で使えるときに小さなことですがある程度の達成感が感じていました。また、私たちはお祭り何日前に、アプリの実施試験もさせていただきました。赤鬼と天狗のGPS端末がうまく行動するかどうか確認していきました。そのような仕事をやるのが初めてなので新しい経験と勉強になりました。

このプロジェクトを通して、豊橋鬼祭に一生初めて参加することができました。鬼祭当日でアプリ実施前の準備や最終の事前リハーサル、実施中のアプリ動作確認と終了後の片付けをさせていただきました。暇な時に外で遊んだり美味しい食べ物を食べたりして一度知らないうちに白い粉にかけられてしまって、髪の毛や着ていた黒い色の服が白くなりました。面白く楽しい重要な伝統的なお祭りだと思います。このアプリのプロジェクトのおかげで豊橋鬼祭だけでなく、豊橋市についてもっと深く知るようになりました。

最後に、本社が開発しているウェブアプリケーションのシステム動作確認をさせていただきました。まずはテスト仕様書を作成しました。過去のテスト仕様書やワイヤー資料の理解とテスト仕様書自体の作成に時間がかかってこの作業は一番時間がかかったと思います。しかし、担当者辻さんの指導と同実務訓練生山田さんの助けにより自分の作業部分が終わらせました。それから、テスト仕様書の通りにウェブアプリケーションシステムの動作確認をやって、バグの発見などを報告しました。その後に、バグ解決後の再確認を行ないさせていただきました。この作業を通して、少しでもウェブアプリケーションの中身を分かるようになって、面白い過程でした。また、自分の日本語もまたチャレンジできて良かったと思っています。

このように、実務訓練から色々な経験や知識を身につけることができて本当に良かったです。ウェブインパクト豊橋オフィスに実務訓練をさせていただいて、本当にありがとうございました。豊橋技術開発部部長木村様、担当者辻様、豊橋オフィスの皆様、同実務訓練生山田様、ありがとうございました。

夏季インターンシップ  静岡大学

はじめに

はじめまして。静岡大学情報学部情報科学科3年の竹下拓秀です。
この度、2019/8/20 ~ 2019/9/30の約一ヶ月間お世話になりました。
静岡大学からのインターンシップはかなり珍しいらしく(もしかしたら初?)、最初は少々珍しがられましたが、豊橋技術開発部の方々は大変優しく、丁寧にご指導してくださったのですぐに打ち解けることができました。

インターンでの活動

インターンでの主な活動は、技術調査や資料作成でした。
趣味で開発をすることはあっても、設計段階に時間をかけることはほとんど経験してこなかったので、すごくいい機会でした。
具体的には、以下のようなお仕事を任せて頂きました。
・スマホ向けwebアプリのワイヤー資料作成
・AWSを用いたビッグデータ解析システムの構成図作成
・セキュリティに関する調査

細かく言うともっと様々なお仕事がありましたが、大きく分けるとこの3つです。

スマホ向けwebアプリのワイヤー資料作成
一番時間をかけて取り組めたのではないかと思います。
豊橋技術開発部では、webアプリの作成もしていて、僕はそのwebアプリのワイヤー資料作成を任せて頂きました。
スマホ向けアプリは開発をしたことがなかったので、開発するアプリと似たカテゴリーで、既存の様々なアプリを実際に使ってみたりUI設計の資料を読んだりしながら、いかにユーザーが使いやすいか、直感的に操作できるかという視点を念頭に置いてワイヤー資料を作成しました。
どんな物の開発でも共通していますが、ユーザビリティの配慮は非常に大切で、どこまでも突き詰めることのできる部分ですので、実際にいつかユーザーに届くアプリのUI設計に関わることができたのは、非常にいい経験となりました。

AWSを用いたビッグデータ解析システムの構成図作成
AWSには奥のサービスが存在し、全てを完全に理解している人はそういないのではないかと思わせるほど、複雑です。しかしながらAWSにはビッグデータを集め、溜めて、解析するための仕組みが全て備わっています。
今回は、AWSの他にもいくつかサービスを使用しながらのシステム設計でしたが、ビッグデータを扱うためのシステムの一例を見て学ぶことができたのは非常に有益な経験でした。
一言にシステム構成図の作成といっても、ただ手書きの構成図をパワポに起こすだけではありません。そのシステムが最適かどうか、構成図を作る段階でもある程度の吟味をする必要がありますし、そのシステムの仕組みを理解しておかなければいけません。
したがって、システム構成図を作成する準備段階として、AWSの勉強をしました。
そこまで大きな開発をしたことがなかった僕はAWSを個人的に触る機会はこれまでほとんどなかったので、いい機会となりました。
AWSをはじめとしたクラウドソリューションは、これからの時代に必ず必要となってくるカテゴリであるので、これを機にもう少しクラウドについて勉強しようと言う気になりました。

セキュリティの調査
豊橋技術開発部がシステムを提供している会社のシステムのセキュリティの向上を図るために、現状どのような問題があり、それに対してどのような対策が存在するかを調査する仕事でした。
実は、これがインターンとしての初めてのお仕事でした。
セキュリティ分野は専門ではないので、一からの勉強になりましたが、学校で習ったコンピュータネットワークの知識を活かしながら、現状の脆弱性に対して有効な防御手段を調べ、提案しました。
セキュリティという分野は、この先どのようなエンジニアになったとしても知っておかなければならない分野であるので、その入門編としてネットワークセキュリティの調査を任せていただけたのは、非常にいい機会でした。

その他、調査のため海外の会社への英語メールを打ったり、ワードプレスをいじったりと、普段自分では絶対にしないような経験をたくさんさせていただきました。
英語でのビジネスメール なんて書いたことありませんでしたが、自分の英語力を試す非常にいい機会でした。しっかりと意思疎通ができましたし、必要な情報を得ることができたので大変嬉しかったです。

おわりに

この記事内で「非常にいい機会でした」と言うフレーズをこれでもかと言うほど多用しました。
べつに書くことがなかったからではありません。本当にどれも貴重で有益な経験でした。
僕は塾講師のバイトを始めてもう3年になりますが、その他の仕事といえば居酒屋くらいしか経験がありません。エンジニアとしての実務経験が全くない中インターンとして招き入れていただき、エンジニアとしての実務をちゃんと経験することができました。
僕は大学院に進学する予定ですので、まだまだ学生として時間がありますが、将来エンジニアとして働く時だけではなく、卒業研究やその他個人的な開発も含めて今夏の経験は大変有意義なものとなるでしょう。

豊橋技術開発部の皆様、1ヶ月間お世話になりました。
ありがとうございました。


では(^ ^)/~~

実務訓練 2018年度 豊橋技術科学大学

こんにちは! 豊橋技術科学大学から参りました赤嶺と申します。よろしくお願いします。

今回、実務訓練が開始してから私は「おにどこ」のプロジェクトに関わらせて頂きました。

「おにどこ」は簡単に言うと、「豊橋鬼祭」をもっと楽しむためのアプリです。

この「豊橋鬼祭」は毎年2/10、2/11に安久美神戸神明社で行われる豊橋の伝統的なお祭りで、平安時代から鎌倉時代に流行した田楽を古式を崩さず受け継ぐ貴重な祭りとして国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

2月11日に祭事のハイライトでもある「天狗と赤鬼のからかい」が執り行われます。この神事は荒ぶる神である赤鬼と武神天狗が境内で闘いの末、敗れた赤鬼が償いにタンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へと飛び去り街を練り歩くもので、古来よりこの粉を浴び、飴を食べると厄除となり夏病みせぬと言い伝えられています。

「豊橋鬼祭」の由来について詳しくは以下のページをご覧ください。
https://padlet.com/akumikanbe/onimatsuri

「おにどこ」では、この「豊橋鬼祭」で赤鬼と天狗が今どこにいるのかをお手元のスマートフォンで確認できます。
さらには、地図にて赤鬼や天狗が通る道や神社などのお祭りの見どころスポット、さらにはアクセスに役立つ交通情報まで、お祭りを最大限に楽しむための情報が盛りだくさんです!
 

以下のチラシもご覧ください。

 

 
 

私は「おにどこ」のWebアプリの実装に携わらせて頂きました。
その中でターゲットモードと会所の通過判定の実装にかなり苦労しました。ソースコードからHTMLのクラス名やコメント文を参考にすると、 ターゲットモードの実装ができたという感じです。しかし、通過判定の実装においては、 通過状態を持っている変数を探索できなくてかなり苦労しましたが、担当者の方からアドバイスを受けたことでなんとか実装できました。1人で煮詰まってしまったら、勇気を持って他人に質問してみることが重要であると実感できた瞬間でした。

次に、 Nativeアプリのテスターを担当させて頂きました。開発期間も短かったため、すぐにデバッグした結果を開発者や上司にフィードバックすること、新たなバグを発見することが大変でした。 新たなバグを開発者や上司が発見されることがあり反省するべきことも多かったと実感しております… (アプリのネットワークエラーの未対応や会所情報・ルートの違い等)

しかし、テスターとして貴重な経験をさせて頂いて本当に勉強になることばかりでした。

成果として、開発がやや遅れている中でイベント当日までの2週間で約80件のバグを対応したようです。 休日も出勤してデバッグ対応したこともあり、かなり大変な思いをしたことが良い経験になったと感じております。

次に、アプリの申請も行いました。基本的にアプリの情報を登録して、アプリの審査に提出するという流れは同じではあるが、AppleStoreへの申請については少し違う。GooglePlayは機械で審査しているため早い段階で審査が通過しやすいが、AppleStoreは審査にかなり時間がかかる。また審査側は海外の人であるため, 私はおにどこアプリのアピール文を英訳して提出しました。英語に慣れているという強みを生かして貢献できたからか、審査を通過したときは達成感を感じることができました。

・豊橋鬼祭り当日の話

2月11日に豊橋鬼祭に参加させて頂きました!

おにどこアプリの宣伝のためにチラシ配り、おにと天狗の位置情報の確認対応、バッテリー交換を実施しました。

特に印象に残っていることとして、 おにどこアプリの宣伝のためのチラシ配りの仕事です。チラシを配ることを今まで経験したことがないために、お客様にどのように言葉をかけて配布するのかなどいろいろ悩みましたが、私から積極的かつシンプルに声をかけることで自然と受け取る方が多くなったことを実感しています。

その他にも、イベント当日はおにどこアプリへの対応等で大変でしたが、なんとかイベントが終了して私はひと安心…

後日、Nativeアプリのダウンロード数が1850件あったということで、非常に多くの方がダウンロードして頂いたことはかなり嬉しかったです。

実務訓練終了前に、お別れ会がありました!実務訓練の良い思い出になりました!

最後になりますが、実務訓練にあたって、かなり多くのことを経験できたことが嬉しいことと同時に、11月なって受け入れて頂いた株式会社ウェブインパクト様には非常に感謝しております。今後の研究活動に還元できるように精進していきます。